大分市にあるイベントホールAT HALL(アトホールです。アットホールじゃないんです)で行なわれたライヴ、クラブイベント、映画上映会などの様々なイベントの模様を報告するブログです。
 11月の大分舞台芸術フェスティバル一発目は東京は下北沢を中心に活動するヤノミとクロナツによるユニット「小心ズ」。ここ最近は東京、日本国内のみに止まらず、アメリカ西海岸、カナダなどでのフェスティバル参加、ツアーなどその活動の幅を広げている。
 二年ぶりのアトホールは、その中で知り合ったアメリカ人パフォーマーAndrew Connorを伴っての帰還となった。

syoshin091101
 「オインゴ・ボインゴ」のナンバーが流れる明るいホール内、コートに帽子姿のセレブ風の二人組が入ってくる。顔は白塗りだが。
 それはなんと、初お目見えとなるヤノミとクロナツの母君たちだという。
 ひとしきり毒舌を撒き散らした後(特にヤノミ母の方)、いよいよ「小心ズ」の二人が登場するという。


syoshin091101_2
 暗転のちに、メイド姿の二人が軽快な音楽にのって踊りながらステージへ。
 無言の、"大人の学芸会"がスタート。
 二人は踊り、歌い(どこの国の言葉でもなく)、体を叩き、顔を動かし、パントマイムに、手品まで。特に体全体を使い、様々な術(すべ)を駆使し、お客さんをその世界に巻き込んでいく。
 カノン、アイネ・クライネ・ナハトムジークといったクラシック、ホッとした気持ちになる懐メロと言った音楽の使い方も心憎い。新型人型決戦楽器「ヤノミン」も登場するなど新機軸もあり。

 パフォーマンス終了後はまたもセレブ母が登場し、見ているものたちをねぎらう。

 休憩の後はAndrew Connorによる「ミナミノシマゴミグモ」というパフォーマンス

aconnor091101
 音楽が緊張感のある不穏なものに変わると、ホールの明かりが落ちた。
 ピカピカした明かりを付けた物体が、バタンバタンと観客の中を騒がしく蠢く。
 明かりがつくと緑色をした不思議な大男がいた、身長2m以上、足が妙に長い。
 その彼が客席の一人に目をつけ、ステージに上げる。そこから彼とそのお客さんによる不思議な共同作業が始まった。

aconnor091101_2
 それはステージの最後に発覚する。そこにあるのはハッピーエンド? それとも思わぬ悲劇?
 これまたダンス、影絵、人形劇、小道具いっぱいのバラエティショー。

 言葉も人種も超え、真摯な"伝えたいこと"は確かに伝わる。


2009/11/1(日)

小心ズ http://shoshinz.hp.infoseek.co.jp
http://www.myspace.com/shoshinz
The Cody Rivers Show http://www.codyrivers.com/


 舞台の祭りはまだ終わらない。

2009/11/8(日)
大分舞台芸術フェスティバル2009参加作品
トレロカモミロ第6回公演
「イヌが吠える仕組み」★


2009/11/15(日)
大分舞台芸術フェスティバル2009参加作品
ニセマサムネlive vol.3
.999999999999(トゥエルブナイン)★

 
ここAT HALLにて
coming soon.

テーマ:パフォーマンス・アート - ジャンル:学問・文化・芸術

 9年ぶりのニューアルバム「Question」を発売した竹久圏と早川俊介によるデュオ「KIRIHITO」、今回は福岡出身、手練れ揃いのリアルオルタタナティブバンド「PANICSMILE」とのスプリットツアーで九州/山口ツアーを行なう。

miwa091029
 アトホール公演、トップバッターはミワサチコ。椅子に座り、フェンダージャガータイプのエレキをカッティング、指弾きと弾き分ける。中音域、リバーブが膨らむ。
 強めのギター音の中、いつものように真っ直ぐな声が伸びる。気持ち良い響きを残して、ホールへ消えていく。観る人に確かな記憶を残して。

clavi091029
 「clavinotes」のステージは3人のコーラスから始まる。"フー"という響き、耳なじみの良いメロディ、ガキガッキとしたギター、訥々と歩くようなリズム。
 歌詞もちゃんと歌わず、適当に声を出すだけのことも。観ていた「PANICSMILE」の石橋も思わず興味を持つ。捕らえられて離れられない、破調のよれよれポップ。

panism091029
 福岡オルタナティブシーンの黎明期を支えた吉田肇率いる「PANICSMILE」。ステージ上のセッティングはギター2本にベース、ドラムと通常のロックバンド編成だが、男性、女性、日本人、外国人とそのパーソナリティは雑多、それが良いコントラストとなっている。
 ステージの火が切って落とされる。そこはエネルギーがギュッと凝縮された変拍子、変則的サウンドの嵐。力感を感じさせる吉田の声、複雑に絡み合う2本のギターとベース、ブレイク、決めの多いドラム。単純にはノレない、ノラさない。
 前衛、ジャズ、プログレニュースクール以降のハードコアが複雑に融合している。曲の中、石橋がフルートを吹く場面も、全てが過剰で、ある種全力コントのようにも感じる。


kirihi091029
 セッティングが大幅に変わる、ドラムはスタンディング、ギターアンプ2台がベースアンプを挟む、足元にはおもちゃのようなキーボード。二人は対面するようにステージに立つ。
 一曲目は「Question」に入っている「Sai-bo」でスタート、ビヨビヨとしたワウの音色が気持ち良い、ハイパーなサンバチックなナンバーでいきなりフルスロットル。ドラムの早川は迫力の巨体を揺らして、手数の多いビートを作り出す。持ち込みのフロアタムがこれまた良い音を出す。
 ファンク、中近東風、テクノ、エレクトロ、サンバ、音頭、スイング、、、時代、地域を超えたダンスビートがパンクの荒っぽさ、ロックのダイナミクスの上で交差し爆発する。炸裂するロボ声、スペーシーなキーボード(足で弾きます)。情報量過多な大音量の中でみんながダンス。

 燃え尽きた。

2009/10/29(木)

KIRIHITO http://kirihito.com/
http://www.myspace.com/kirihito0o0o
PANIC SMILE http://panicsmile.com/
ミワサチコ http://www.geocities.jp/miwa01234/
clavinotes http://www.myspace.com/clavinotes



テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽


 ニューアルバム「TRAVELING SPOON」をリリースしたばかりのヒサヨ、レイコ、ナオコによるガールズトリオ「tokyo pinsalocks」が、福岡の同じくガールズトリオ「ガロリンズ」を伴い、リリースライブを大分で開催!

bmama091025
 トップバッターで登場したのは、これまた福岡からやって来た「bigmama」
 草音楽家を自称する宅嶋淳を中心としたグループ。ライブごとのメンバーも流動的で、今回はパーカッション、ギター、ベースに宅嶋自身によるアコースティックギターと言う編成。
 繊細なタッチなオーガニックオーケストラに、大人の優しい歌、悲しみを称えた存在感のある声が映える。真っ直ぐな言葉は、積み重ねてきた歴史を感じる。

ppka091025
 続いてもファンキーオーケストラ from 大分 「ププケア」。3台を弾き分けるキーボーディスト、リズミックな2本のギター、コンガが加わった編成が奏でるきらびやかなグルーヴチューブ。
 汗を光らせ気持ち良さげに歌うボーカリスト。スカっぽい曲、ファンク、いつまでも、その上で揺れていたいインストナンバー、止まらないサウンドマシーン。

grlnz091025
 普段着のまま、ふいっと演奏を始めた「ガロリンズ」。人を不安にさせるような不穏なトンがったギターの旋律、不意に変化するリズム、叫ぶ、ぼやける3人のボーカル。ヘンテコりんを撒き散らし疾走する。
 ライブはあっという間に終了。結果的に激しくパンク的でガーリー。

pnsl091025
 トリはもちろん「tokyo pinsalocks」。micro KORGとシンセパッド、ベースとドラム、そしてPC。
 最初は、「TRAVELING SPOON」のナンバー中心でスタート。電子音、音数多、起伏激しめのハイパーなニューウェイブ/ニューレイブサウンド、でもあくまで歌、メロはポップ。華やかな衣装もなるほど都会の女の子っぽい。
 後半は、初期の曲を生演奏楽器のみで披露。歪むベース、キャッチーで存在感のあるシンセ、タイトなドラムでロックな感じ。
 どちらの彼女たちも魅力的だけど、かわいいと思ってると火傷しそうなのも同じ。キラキラしてスパイシーでポップな女の子たち。


2009/10/25(日)

tokyo pinsalocks http://www.pinsalocks.com/
http://www.myspace.com/tokyopinsalocks
ガロリンズ http://homepage2.nifty.com/timemarket/garorinz/index.html
ププケア http://sound.jp/pupukea/
bigmama http://www.myspace.com/bigmamakusaongaku



テーマ:テクノ・エレクトロニカ - ジャンル:音楽

 アトホールのロックの日「6x9 six by nine」。15回目の今回は「TATAMI」「spiritual distraction」「ろくでなし」「ナントカ動物園」の四組が出演。

ttm091024
 トップバッターは久々の登場となった「TATAMI」。違うフレーズを効果的に弾き分ける2本のクリーントーンのギター、演奏を支えるタイトなドラミング、ひょろっとした体を抑えきれないように動かすボーカリスト。冷たく輝く、尖るエモーショナルロック。

spdi091024
 続いてはフードを目深に被った4人組「spiritual distraction」。
 跳ねるビートの上で、ジャギジャギしたボディの太いギター、ボイスエフェクターを駆使しデスボイスとクリーンボイスが自由自在にと、出現する。民族音楽、ポップなどがモダンヘビィの中で洗われる。

rokd091024
 ロックンロールトリオ「ろくでなし」。グラサン姿、しゃがれた声、粘り腰のギター。軽快なロックンロールナンバー、そして引きずるようなスロー/ミドルのブギー。レイジーなノリに合わせて、体をゆらゆらと揺らすのが気持ち良い。ラストは「コミック雑誌なんかいらない」。


nntk091024
 "ナ・ン・ト・カ・ド・ウ・ブ・ツ・エ・ン"×1,2,3.....のSEに合わせて「ナントカ動物園」が登場。グラサン、アフロ、黒T、統一感があまりない迷走戦隊が、ファンキー&グルーヴィーなうたを披露する。切り込むギター、ムーヴィングなベースライン、かっちりしたドラミング、さすがの男たち。

2009/10/24(土)

ナントカ動物園 http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=nantoka_zoo

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

 映画「ゆれる」では「カリフラワーズ」として、そして「ディア・ドクター」では「モアリズム」として西川美和監督作品に深く関わるボーカリスト ナカムラ率いる4ピースバンド「モアリズム」。東京、国立をベースとし年間100本近くのライブを行なうなど、"黒い"バンドとして精力的かつ泥臭く活動を続けている。
 今回は大分で何度もライブを行なっている名古屋のフォークシンガー大島圭太とともに、ツアーでアトホールを訪れた。

jigokub091020
 オープニングアクトとして登場したのは、佐賀の常行哲平率いる「地獄バンド」
 大分のPOP/JAZZ界で活動する村田千尋がピアノ、「ステレオ少年」の二人がリズム隊を務め、ジャンベ、ギター、アコースティックギターが加わるという豪華な編成。キレイなポップソングをちょっとゴージャスにちょっと瑞々しく。

oshima091020
 続いては、今回のライブのきっかけとなったも言える、名古屋の情熱のフォークロッカー大島圭太。一五一会を(楽器の持つイメージとは違い)盛大にかき鳴らし、時にはディレイをかまし音響を意識し、乾いた声でペーソス溢れる歌を披露する。途中、田中邦衛ショーを織り交ぜるなどとにかく、観客を楽しませようとする気概たっぷりなのは、場数を踏んでいる証拠。

morerhy091020
 白いシャツ、黒ベストに黒ハット、粋な男4人がステージに立つ。軽妙な演奏にのせて、ナカムラによる尋常な長さではないMCから「モアリズム」のショーはスタート。メンバー各々のこれまた、一冊の本になりそうなくらい紆余曲折のあるパーソナリティを紹介し、観客の笑いを誘っていく。
 今までアトホールで演奏したことあるバンドの中で、一番小さいかも知れない音量。でもそんなことは気にならない。初期JAZZR&BSOUL、BLUESなどを取り込み、ツボを絶妙についていく演奏。ナカムラの甘く、優しく、そして男のカッコ良さを煮詰めたような声。体を揺らしたくなる曲から、「笑う花」のような沁みるようなバラードまで。
 そしてメンバー一人ひとりが飛び道具を見せるほどの、観客をとにかく楽しませようとするスピリッツ。とにかく脱帽。洒脱とはこういうこと。


stereos091020
 そしてトリは今回の色々奔走した「ステレオ少年」
 こちらも達者な演奏に、伸びのあるしっかりとした"しんいち"の声が乗る。共演者を意識したのか、大人な感じの曲が多めのような気が。
 思わず歌いたくなるポップなナンバーから、メッセージをしっかりと伝える真摯な曲までを披露。もちろん止まらないエトケンのMCもあり。
 最後は出演者全員での合唱もありで、大団円。

 また、大分で「モアリズム」のライブが行なわれる場合、足を運ぶ価値大いにあり。

2009/10/20(火)

モアリズム http://www.morerhythm.net/
http://www.myspace.com/morerhythm08
大島圭太 http://jyounetsu.web.fc2.com/
ステレオ少年 http://www.stereoshonen.com/pc/index.html


 
 開演前、何故か飛び入りでのお笑いコンビ「サミットクラブ」のショートコントあり。
 11/1(日)から、BeeTVで番組配信されるそう。気になる人はそちらもチェック。

テーマ:R&B/Doowap/Sweetsoul - ジャンル:音楽

// HOME //  NEXT
FC2ブログ
Powered By FC2ブログ. copyright © 2005 アトリポート all rights reserved.
プロフィール

Author:ATHALLだーさん
ホームページは
http://www.athall.com/

mixiコミュもあります。

当ホールは、各種イベントスペースとしてご利用いただけます。お気軽にご相談ください。

あと個人的にですが、地元新聞(大分合同新聞)、情報誌などでライターとしての活動やってます(インターネット関係など)。
また、ホールのスケジュール(あとさき)のデザインなどもやっております。こちらも興味をもたれた方がいらしましたら、お気軽にご相談ください。

ライブイベントのPAオペレーターもちょこちょこやっております。

ともに横のメールフォームからメールをお送りください。

お仕事ブログ(記事追加)
hhttp://northernsongs.blog68.fc2.com/

毎月のスケジュールの配信をご希望の方、お問い合わせのある方は、下記のメールフォーム(home@athall.com) にお名前をご記入の上、メールをお送り下さい。
※当ページの写真、文章の無断使用、転載を禁じます。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
カレンダー

10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
おすすめ商品!
QRコード

QRコード

フリーエリア

あわせて読みたいブログパーツ

RSSフィード
ブログ内検索

Powered By FC2ブログ
ブロとも申請フォーム
  1. 無料レンタルサーバー