スエーデンよりフィールドレコーディングした素材としたラップトップミュージックを展開する
「BJ Nilsen」、クラシックをバックボーンとし、「mum」などのニューアイスランドミュージックシーンとも深い関わりを持つチェロ奏者
「Hildur Gudnadottir」を迎えて行なわれた
「a perspective to northern europe」。

まず登場したのは今回二人を招聘した張本人でもある
「Shayne Bowden」。福岡のエクスペリメンタル/エクストリームシーンの重要人物でもある。彼は、エフェクター、フィールドレコーディングした素材などを録音したMDプレイヤーなどを駆使して、アナログにノイズを構築していく。微細なビープ音から始まり、生活音等を内包した轟音にまで展開する。そして、その後はShayneの希望により特別ゲストとして迎えた「山内桂」とのセッション。Shayneはドラムに陣取り、山内のSaxと抑制されたセッションを繰り広げる。

続いては
「江上靖」。生ギターとエフェクターで、幽玄さを感じさせるループ&ドローンサウンドを響かせる。意図しないフィードバックを結果的にうまく使ったパイプオルガンのような音像の作り方が印象に残る。繊細で美しい演奏。

BJとHildurはデュオでの登場。ステージ上には各々のMacにミキサー、そして生のチェロなど。Macから発信されるドローン、時折織り込まれるブツブツとした音(何かの自然音?)、チェロから奏でられる優雅な音、それらが積み重なっていく。その音に浸っていると、北欧の厚い曇り空の下から、雲をつき抜け宇宙まで連れて行かれるかのよう。そして最後はまた山内とのセッション。緊張感のあるフレーズで切り込んで行き、二人の演奏にまた違った色が加えられる。良きファーストコンタクトであった。
終演後、観客の一人がもらした「生きてて良かった」という言葉が、こそばゆくもあり、嬉しくもあった。
1/18(金)夜
BJ Nilsen HP:
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